2013年07月09日

katsuyaの世界

竹野鮮魚 鮮魚主婦ミサで〜す♪

陶器雑貨「mana」 オーナーの岩永奈美さん。
私が彼女と出逢ったのは三年前。
十八銀行諌早駅前支店の斜め前にできた黄色のビル。
陶器や雑貨がたくさんあって可愛いお店だ。

「川棚から通ってて、お店は小浜から引っ越したばかりで
 誰も諌早に知り合いいないのでヨロシクね」と
情も厚くて、ケラケラ笑う、年も近いこともあって
すぐに友達に・・・

お店の二階でランチ会やったり、ライブやったりと、、、
一緒に遊んでいた。

その彼女から弟さん katsuya の事を聞いたのは、ほんの数か月前。
お店に飾られたかわいい十字架の絵。
「これ、弟が描いたんだけど、、、」
弟さんがいらっしゃることさえ知らずにいたので尋ねてみると、、

「実は、今まで黙ってたのよね。
いま48歳の弟は、跡取りの長男という生活にプレッシャーを感じたのか
心を病んでしまって、、20代から入院生活を続けているの。
でもそんな中、描きつづけてきた彼の絵を、今年はおもてに出そうと思って、。」
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長男として期待されて育った優秀な弟が、
ご飯も食べれず眠れず音楽も聞けず…
そんな状態になってしまった。

ご家族の苦しみ、腹立たしさ、自己嫌悪、、、
想像さえつかない。
そんな息子を残して先立つご両親の無念。
姉達の不安。。。
どれだけの事と闘ってきたことだろう・・・

「今まで黙ってたけれど…」と言う彼女の決意は、
やがて
小さな一滴から大きな流れとなって、渦を起こした。
その第一弾が、
七夕の夜にコスモス宇宙観で行われた【katsuyaの世界】

弟さんの絵を見た人達が
「感動で震えた!」「宇宙とつながってるよう!」
「力になりたい!」「個展を開こう!」
「この絵の前で歌いたい!」と次々に色んなジャンルの方が集い、、、。

とうとう130人もの動員をした音楽と食事とのコラボ個展が実現したのだ。
絵の前で歌いたいと言ったソプラノ歌手・松口ようこさん
そして、、曲までできてしまった「katsuya」
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澄み切った歌声が心に響く・・・

ライブの最後に、彼女の妹さんがマイクを持って、、
「たったいま、入院中の克也から電話がありました。
 みなさまに、ありがとうと伝えてほしいと・・・」
会場はすすり泣きの声でいっぱいでした。

ステキな夜。幸せな夜。
七夕の星は見えなかったけれど、、、
来場したみんなの心は満点の星だらけだったに違いない!

奈美さん、よかったね。
なんの力にもなれんかったけど、、、
そんな渦を見せていただけて、感動でいっぱいだったよ。

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posted by 竹野鮮魚 at 08:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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