2013年02月09日

固まった空気・・・

竹野鮮魚 鮮魚主婦ミサです


若かりし頃の思い出話。。



まだやっと20歳になったばかりだった私。友達と二人で居酒屋へ。
カウンターに座って、きゃぁきゃぁ言いながら飲んでた私達に
左隣で一人飲んでいたおじちゃんが声かけてきた。

ちょうど、父親と変わらないほどの年齢のおじちゃんは、
とっても楽しい人で、ビールも奢ってもらって
一緒になってワィワイやってた。

ふと、、、静かになったおじちゃんを見てみると・・・
右手でカランコロンと焼酎グラスの氷を回しながら、
左手は頬杖をついていて、、、。
それを、すぐ右隣から見ていた私。

え?? これって頬杖??
違うやん! 頬杖ついたふりして、小指を鼻につっこんでる??
え〜〜〜??! おっちゃん、静かだと思ってたら
ハナクソほじってるやーーん??

え?! ちょっと待って?! でも、それって。。。。
頭に浮かんだ言葉が、つい口について出てしまった....

「おじちゃん! そんなに深く小指、鼻にツッコんで痛くないと〜〜???」

カウンターの中のママや、常連客が一瞬固まったように見えた。

おじちゃんは、ニッコリ笑って、
頬杖をはずして、その手をパーっと広げて見せてくれた。
「小指、突っ込めんとばい!!
 若か頃、ヘマやらかしたけんなぁ。」

彼の小指は、、、そう。。。
第一関節からブッツリとなかったのだ。。。

「えへへ・・・」と愛想笑いするしかなかったけど、、。

いまだに、あの店に行くと、、
あの固まった空気の事を、言われます(笑)
posted by 竹野鮮魚 at 23:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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