お客様と一緒に考える竹野鮮魚です
先日、50代半ばの女性からお電話がありました。
「今年、息子がお嫁さんをもらったので、年末に寒ブリをお届けしたいんです。」との事。
九州の地方によっては、そういう風習がありますものね。
「お宅からいただいたお嫁さんは実にいい“嫁ブリ”ですよ!」
・・・という意味合いで
「年末に6キロ〜10キロの一本丸々の寒ブリを、両親そろってお嫁さんの実家にご挨拶に向かわなければいけない。」らしいです。
お電話口のお客さまは、とても不安そうでした。
始めての事で誰に相談していいか、、、
どうしていいのか、わからなくて、、
年末の寒ブリって、、いったいおいくらなんですか?と。
脅すわけではないですが、6キロ型のブリともなると年末に向かってどんどん値があがってきます。
よくよくお話を伺ってみると、お嫁さんのご実家は三人家族。
ご近所や親戚のお付き合いもそれほどでもないとの事でした。
風習は大切だけど・・・
「ちょっとだけ形を変えて、お贈りするというのはいかがですか?」と
提案させていただきました。
もしかしたら、一本そのまま頂いても、捌けなければ本当に困ります。
年末の生ゴミも気になります。
何より結構な量なので食べきれなければ、色も変色して美味しくないです。
昔ならご近所にお裾分けという事もあったかもしれませんが、
マンション生活なら、年末年始を留守にされる家庭もたくさんだし・・・
「風習は、感謝をお伝えするという意味合いですし、
本音でお話されるのが一番だと思います。」とお伝えしました。
本当にいただいて嬉しいもの。。
例えば年末の刺身盛りとか、刺身用のブロックとかでもいいのかと・・
ご夫婦で、お嫁さんの実家に挨拶に行かれるそうなので、
保冷方法やお値段、お皿のサイズなど、、
お電話で二度三度、お話させていただきました。
そして今日、彼女がご来店。
「決まりました! お相手にもそのままお話したところ、
ブリよりもお刺身がいいとの事でしたので、船盛をお造りしてください。」とのご予約でした。
「お任せください。喜ばれる舟盛をお造りいたしますから!」とお伝えすると
「良かった〜! もう。ほんとにどうしようかと思ってたので、こちらの魚屋にお願いして本当に良かったです。お相手も楽しみにされていますし、、これで安心できます。」と満面の笑みで帰っていかれました。
最初のお電話通り「天然寒ブリをそのまま一本!」との注文をそのままお受けしていれば簡単なのですけど、、
お節介かもしれないけど、贈る側・贈られる側・・の本音を考えてしまうと、、ね。
時代は令和。
たかが風習、されど風習。
実際に嫁ブリを知らなくても、夫の実家からの心遣いと思うと温かい気持ちになりますしこれをきっかけに末永くいい両家のお付き合いができそうですよね。
風習の意味合いさえ伝われば、それでヨシではないかと思います。
先日、50代半ばの女性からお電話がありました。
「今年、息子がお嫁さんをもらったので、年末に寒ブリをお届けしたいんです。」との事。
九州の地方によっては、そういう風習がありますものね。
「お宅からいただいたお嫁さんは実にいい“嫁ブリ”ですよ!」
・・・という意味合いで
「年末に6キロ〜10キロの一本丸々の寒ブリを、両親そろってお嫁さんの実家にご挨拶に向かわなければいけない。」らしいです。
お電話口のお客さまは、とても不安そうでした。
始めての事で誰に相談していいか、、、
どうしていいのか、わからなくて、、
年末の寒ブリって、、いったいおいくらなんですか?と。
脅すわけではないですが、6キロ型のブリともなると年末に向かってどんどん値があがってきます。
よくよくお話を伺ってみると、お嫁さんのご実家は三人家族。
ご近所や親戚のお付き合いもそれほどでもないとの事でした。
風習は大切だけど・・・
「ちょっとだけ形を変えて、お贈りするというのはいかがですか?」と
提案させていただきました。
もしかしたら、一本そのまま頂いても、捌けなければ本当に困ります。
年末の生ゴミも気になります。
何より結構な量なので食べきれなければ、色も変色して美味しくないです。
昔ならご近所にお裾分けという事もあったかもしれませんが、
マンション生活なら、年末年始を留守にされる家庭もたくさんだし・・・
「風習は、感謝をお伝えするという意味合いですし、
本音でお話されるのが一番だと思います。」とお伝えしました。
本当にいただいて嬉しいもの。。
例えば年末の刺身盛りとか、刺身用のブロックとかでもいいのかと・・
ご夫婦で、お嫁さんの実家に挨拶に行かれるそうなので、
保冷方法やお値段、お皿のサイズなど、、
お電話で二度三度、お話させていただきました。
そして今日、彼女がご来店。
「決まりました! お相手にもそのままお話したところ、
ブリよりもお刺身がいいとの事でしたので、船盛をお造りしてください。」とのご予約でした。
「お任せください。喜ばれる舟盛をお造りいたしますから!」とお伝えすると
「良かった〜! もう。ほんとにどうしようかと思ってたので、こちらの魚屋にお願いして本当に良かったです。お相手も楽しみにされていますし、、これで安心できます。」と満面の笑みで帰っていかれました。
最初のお電話通り「天然寒ブリをそのまま一本!」との注文をそのままお受けしていれば簡単なのですけど、、
お節介かもしれないけど、贈る側・贈られる側・・の本音を考えてしまうと、、ね。
時代は令和。
たかが風習、されど風習。
実際に嫁ブリを知らなくても、夫の実家からの心遣いと思うと温かい気持ちになりますしこれをきっかけに末永くいい両家のお付き合いができそうですよね。
風習の意味合いさえ伝われば、それでヨシではないかと思います。