2016年09月25日

10年目の節目。

竹野鮮魚 鮮魚主婦ミサ姐です。

亡父の鮮魚店を継ぎ、ちょうど10年が経ちました。
要介護の母を抱えて専業主婦から
訳もわからないまま突っ走ってきた感じ。

今では
両親とも他界して、当時の職人さんもいなくなり、
時々・・・
「なぜ私は、魚屋をやってるんだろう?」って思ったりもします。

最初、何をしていいのかわからないままの私は、
いさはやサイズの他の方のブログを見ては
「スキッピーが来てくれるなんて凄いなぁ」
「どうやったらあんな風に取材してもらえるんだろう」と
羨ましく眺めていただけでしたが、

ツィッターやFacebook、、、
やれる事にはなんでもチャレンジしていって、
色んな場所に出ていって人脈を広げ、
頭の中はいつも「面白いことできないかな?」でいっぱいでした。


魚屋でライブやったり、
魚屋でセミナーやイベントやったり、
自分が楽しんでるだけで、
自分が笑ってるだけで、笑顔って伝染していくんですね!


暗く奥まった店舗をなんとか明るくしたくて、
自分達が食べてる賄い飯を、お客様に食べていただこうと
始めた『魚屋のまかない飯ランチ』

最初は、横長のいけすをカウンターにして、手作りのテーブルと
頂き物のイスが数脚あっただけのものだったのに、
今では県外からまでご来店くださるお客様までいて、
本当にありがたい限りです。


お店の中が、お客様の笑顔でいっぱいになる。

あぁ・・・
そうだったんだ。私は、この笑顔と笑い声を聞きたかったんだ。
「ありがとう」「おいしかった」の言葉をいただけるだけで
疲れもふっとぶ。
「なぜ、私は魚屋をやっているんだろう?」
その答えはこれだったんだなぁ。。。

123.jpg
お店の通路の大漁旗。
スピリチュアルな方が口々に
「笑顔が集まる、本当にパワーがあるよ」
とおっしゃってくださいました。
パワースポットと言われて、お客様の笑顔の写真が
一枚・また一枚と増えていく。
ますます笑顔だらけになっていく。。。

時々、行き詰まった時や辛い時には、この大漁旗の前に佇みます。
伝染していく笑顔・・・
たくさんの方に支えられて今があるんだと。

従来の魚屋の定義からは全く外れているかもしれないけど、
明るい場所・光を放つ場所であり続けたいと目指しています。


そして、10年目の今年。
一杯いっぱいだった私を見かねて、
サラリーマンだった主人が
代表として、10月からお店に入ってくれることになりました。
前職のいさはや市場様には、大変ご迷惑をおかけしてしまって
申し訳ございません。


これからも、ますます皆さまを楽しませる(自分も楽しむ)為に
竹野鮮魚、頑張っていきます。

どうぞ、応援よろしくお願いします。

また、、、
ビックリするようなイベントやアイデアを考えていきますね。
posted by 竹野鮮魚 at 10:36 | お店のこだわり